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考察
▼フジテレビの責任 ▼老人の責任 ▼老人と幽体離脱 ▼火わたりの扮装 ▼火わたりは 1回 ▼フジテレビが起こした主な人身事故や事件 ▼他にも 隠蔽された事故や事件はあるのか? ▼実名記載について
     
フジテレビの責任

どのような業種であれ、業務上の事故は、その社の責任である。 場所は会社内、工場内はもちろん、工事現場でも同じ。

テレビ局が企画制作し、局側が指示して起こした事故なら当然、テレビ局の責任である。 スタジオ内でもロケ現場でも、ドラマでもバラエティ番組でも同様の責任が生じる。

この番組の制作は、全て、フジテレビの責任の下に行われた。 企画から構成、撮影日程、スタッフや出演者の手配等々、全てである。 撮影の現場では、番組の責任者であるプロデューサーの石井浩二から一任された金子傑が全てを仕切っている。 放映された映像で、灯油の燃えさかる中、老人を挑発し、「お願いします」 と声をかけているのも金子傑である。

この撮影に全ての責任を有するフジテレビのスタッフは撮影終了後、大火傷を負った老人を独り暮らしの家に放置したまま帰社。 報告を上げた石井浩二共々知らんぷりを続けた。

そもそも、テレビ局がまともなら、灯油を燃やして火渡りは絶対にやらせない。

老人が以前やっていた、木の板を燃やした火渡りでも、それをテレビ局の番組としてやるなら、必ず、医師と救急車は待機させる。 もちろん、撮影場所の管理者や消防署への届け出と消火の準備も怠ってはならない。

元々、河川敷で、10メートルに渡って灯油を燃やして裸足の火渡りをするというテレビ番組の撮影は、この内容を、市や消防署へ届け出ても、許可されない。

テレビ局が、市や消防署への届け出という、当たり前のことをしていれば、今回の事件は起きていないのだ。

こういった番組では、通常、「マネをしないで下さい」といったテロップが重なることが多いが、そういったテロップは流れなかった。視聴者がうんざりするようなテロップではあるが、それすら無かったことにも、フジテレビの番組制作におけるチェック体制が疑われる。
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老人の責任

2ちゃんねるでは、「じじいがやると言ったんだから、じじいの自己責任だろ。 はい、終了」 という書き込みが見られる。 即、「フジテレビの火消し工作員」 と罵られる書き込みである。

今回の撮影は、「老人が火わたりをする、という話を聞いて、カメラマンが撮影に行った」 という話ではない。 初めからフジテレビの企画であり、制作の全てが、フジテレビの責任で行われたものである。

老人は、自分自身の失敗として、じっと耐え続け、フジテレビのせいにはしていない。 病院の通報でやってきた警察官の質問に対して、フジテレビの撮影であったと答えただけである。

フジテレビは、老人からの訴えがなく、金子傑や石井浩二がまんまと老人の親族を騙し通したことで、警察幹部OBを使って事件をもみ消し、会社ぐるみで、この大犯罪を隠蔽することに決めたのである。

フジテレビは、過去にも、この事件の後も、多くの人身事故を起こしている。 ひろみの花火による火傷、「ずん」 のやすの大事故等々、ひろみもやすも、無理矢理やらされたわけではない。 彼らもまた、やると言ってやったのである。 「やると言ったんだから、言った者の自己責任」 ではない。 これら公表された事件では、フジテレビは本人にも、公開の場でも謝罪し、金銭、その他の面でも解決している。 これらの事故が、今回発掘された事件と違って適正に処理されたのは、「隠せなかったから」 である。
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老人と幽体離脱

老人について、幽体離脱が出来ると言っていたことから、インターネット上には、無責任な憶測が見受けられる。 これらは悪意ではなく、同情の意味での書き込みなのだが、事実を歪めることになってはならない。

老人を、認知症、痴呆症、中にはアルツハイマーとした書き込みがある。 74才の高齢だが、受け答えもはっきりしている。 そういった症状があるとは思えない。 「幽体離脱が出来ると言ったから、認知症と見られる」 ……いやいや、そんな認知症はない。 また、「糖尿病を患っていて、熱さを感じなかったのでは?」 という書き込みもあるが、それも違う。 火わたりは、熱さを感じないから出来るものではない。

老人は健康体であり、元気に通常の生活をしていたと見られる。 民生委員や介護士が訪問していた様子はない。 もし、認知症か痴呆の老人を独居に放置していたら、府中市の責任が問われるだろう。 そんなことはない。

老人は仙人のような風貌である。 どこかで仙術でも学んだか、あるいは自己流ででも、禅や気を学んでいたのではないだろうか。 幽体離脱は「源氏物語」や「雨月物語」等々、古典文学の世界にもよく描かれている話で、その思想は昔からある。 老人は、幽体離脱といった境地を自己流で、体現していたのだろう。

「心頭滅却すれば火もまた涼し」……無念無想の境地にあれば、どんな苦痛も苦痛と感じない、という禅の思想である。 火わたりは、修験道の行者等が験術の一つとして行うもの。 元々、木の板を燃やして火わたりをしていた老人も、自ら、この教えを体験していたと思われる。

フジテレビのスタッフに独居に放置されたままの老人は、大火傷でも、只々、己の気で治そうとしていたのではないだろうか。 精神力で治すには、その症状はあまりにも酷すぎた。
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火わたりの扮装について

老人の火わたりの扮装を、「紙おむつ」 としている書き込みがある。 これは間違い。 「フジテレビが、認知症で紙おむつの老人を…」 といった記述で、いかにフジテレビが酷いことをやったか、と強調する意味もあるのだろうが、もちろん、紙おむつではない。

紙おむつは、水には強く、火には弱い。 表面はポリエチレン製で、腰まで燃え上がる火には、瞬時に熔けてしまう。 あんなダブダブの紙おむつはない。 老人の白いパンツが何かよく判らないが、材質は白の綿の猿股。 火わたりのために作った装束と思われる。
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火わたりは 1回

火わたりを 2回やらせたのではないか、といった書き込みが見られるが、1回のみである。 2回は絶対に出来ない。

2回やらせたのではないかという疑惑は、「カメラで 2方向から撮影している」「正面からの撮影に、横から撮っているはずのカメラマンが写っていない」「カメラ 2台では予算オーバーでは?」 といった書き込みだが、社外スタッフ Y が横から望遠で 歩く足もとを撮り、金子傑が正面から撮影している。 局のカメラを使用するので、カメラの使用料は予算外。
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フジテレビが起こした 主な人身事故と事件

1991年9月放送 『1or8』 で、背負った大量のロケット花火の爆発でヒロミが火傷を負う。

1992年11月23日、“風船おじさん” にフジテレビ 『おはよう!ナイスデイ』 が、出発の前日から独占的に密着取材。 翌年4月に無線免許を取得しての出発予定だったが、フジテレビが煽って、準備不足のまま 11月に出発。 太平洋上で消息不明に。 フジテレビは、「独占取材は資金援助の見返り」 を否定したが、以後、マスコミ報道が過熱すると、フジテレビだけは一切報道しなくなった。

1993年6月24日、バラエティー番組 『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』 収録中に、香港のロックバンドメンバーがセットから転落して死亡。番組は打ち切られた。

1998年9月2日、『めざましテレビ』 の生放送中、災害時に高所から脱出する避難器具の体験リポートで、フジテレビアナウンサー菊間千乃がマンション5階 (地上約 13m) の窓から落下。 スタジオでは女子アナ (小島奈津子) が大爆笑。 全治3ヶ月の重傷(腰椎圧迫骨折)を負った。 インターネットの動画サイトでは、今も繰り返し再生されている。

1999年、『愛する二人別れる二人』 の出演者が、遺書で番組の「やらせ」を告白し、自殺した。

2001年、『めちゃめちゃイケてるッ!』 でセット倒壊。 美術スタッフが下敷き。頭部を打ち死亡。

2003年10月2日、『とんねるずのみなさんのおかげでした』 に出演した葛城ユキが人間大砲に挑戦して、第7胸椎粉砕などの大怪我を負った。

2003年12月4日、今回報じられた 「老人火あぶり致死事件」

2010年8月22日、特番を放送予定だった 『オレワンSP』 は、「我が家」 の杉山裕之が左肩関節脱臼骨折、全治2か月の重傷、陣内智則が肋骨にひび、「ハイキングウォーキング」 松田洋昌が肋骨を骨折して放送中止となった。 スタッフは、老人火あぶりと同じ、石井浩二(チーフプロデューサー)、金子傑(ディレクター)の極悪コンビであった。

2012年2月2日、お笑いコンビ 「ずん」 のやすが 『とんねるずのみなさんのおかげでした』 で、スキー場での収録中、ゲレンデを水上スキー用のゴムボートで走行、4m下の小屋に腰を強打、第二腰椎破裂骨折の大けが。 1ヶ月後の情報では、両下肢マヒのまま。 親指を僅かに動かせる程度と発表された。 「公式レースではフェンスを設置するので、起こりえない事故 (南魚沼警察署)」 だった。 一時は復帰も絶望視されていたやすだったが、順調な回復を見せ、2012年12月6日、同番組に出演した。
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他にも 隠蔽された事故や事件はあるのか?

隠蔽され続けていたこの事件が明るみに出たのは、中川一徳氏の取材による 「週刊文春」 のスクープ記事だった。 氏がどのような経緯でこの事件を発掘されたかは不明だが、会社ぐるみで徹底して隠蔽されている事件を掘り起こすのは難しい。 今回の事件に関するインターネットの書き込みの中に、次の書き込みがあった。 事実かどうかは判らない。

228.名無しさん:2012年03月07日 09:10
当時外注で番組に携わっていた者です。
週刊誌報道はほぼ間違いないです。
テレビ局の社内やうちの会社でも実は相当騒ぎになってました。
しかしこれが意外にも大事にならずにすんだので関係者も拍子抜けしてたのが印象的でよく覚えてる事件です。
これの他にも外に漏れるとヤバいのがあの時代は何件かありました。

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実名記載について

撮影したあと、大火傷を負った老人を放置して帰社したディレクターは、フジテレビ社員の金子傑。 金子傑から報告を受け、映像を見ても老人を放置したままにした番組責任者であるプロデューサーは、同じくフジテレビ社員の石井浩二である。 彼らの氏名は、フジテレビが 「退屈貴族」 スタッフとして、実名を公表している。 また、フジテレビは、事件発覚後、同番組のスタッフから、石井浩二、金子傑、渡辺剛、飯村徹郎を外している。 フジテレビは、実名を公表しているが、当時、外した理由は説明していなかった。 フジテレビ広報が、中川一徳氏の質問に答えたところによると、彼らを同番組から外したのは、 「処分」 だったと主張している。

「週刊文春」 の記事では、この事件を引き起こしたスタッフはイニシャルだけが掲載されていることから、フジテレビが公表している 「退屈貴族」 スタッフ名から探して、ネットでは、一部、間違った情報も拡散された。

「撮影に同行した社外スタッフ Y 」 は、「退屈貴族」 スタッフの中で、Y の頭文字では柳しゅうへいの名があり、フジテレビ社員でないことから、「同行した共犯者は柳しゅうへいが有力」 という書き込みが拡散された。 しかし本人が、3月17日のブログで、読者の質問に答え、「わたくしは、構成作家ですので、ロケに参加することはありません。」 と否定している。 また、石井、金子ら4人が番組を外された時も、柳は外されていない。

I は石井浩二だが、当初、「I は飯村徹郎」 の書き込みが拡散されていた。 飯村徹郎 (ディレクター) も、事件発覚後、番組から外されたスタッフの一人である。

ディレクター・金子傑の名は、ネット上で時折、“磔(はりつけ)”の文字を使って、“金子磔”と書き込まれていたりするが、“傑(たけし)”である。
【左】は金子傑。フジテレビのバラエティ番組(2004年)より
【右】は石井浩二。
画像をクリックすると、他の画像も見られます。

金子傑 カネコタケシ 石井浩二 イシイコウジ
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